【 警告が危険 】以降の記事にはWLOメインストーリーに関するやや重大なネタバレが含まれています。
一章、及び二章のメインストーリーを完結させていない方は、
ネタバレ覚悟の上で閲覧しないと寿命がストレスでマッハなのぜ?
私には、一人の騎士様がいました。
『レイチェル』
彼女はクラン村村長こと黒獄暗雷呪の一人娘であり、
近接型火属性の剣士でした。

この世界に漂流した私を守り、戦ってくれたレイチェルさん。
クライスト村への通路を塞ぐ山怪を曙っぽくしてくれたレイチェルさん。
あなたのおかげで勝てたレイチェルさん。
南極でも裸足のレイチェルさん。
ラジオパーソナリティーを務めたレイチェルさん。
15stで3番目くらいに倒されるレイチェルさん。
冤罪レイチェルさん。
ゴボウを千切るレイチェルさん。
そして――

廃に目覚め最強厨となった冥王の呪縛からフリードさんを解き放ってくれたレイチェルさん。
レイチェルさんは、
私だけの騎士様でした。
私だけを守ってくれる、
強くて優しくて勇敢で…
私とレイチェルさんは、
ずっとずっと一緒だと思っていました。

私は救世主。
レイチェルさんは星宿。
星宿の宿命――
そこには罪も罰も無く、
ただ、
運命の歯車は無常であり、残酷であり、そして平等だったのでしょう。
でも、私は…
それでも私は、
これが運命であると言うのならば、
女神様にすら、
剣を向けましょう。

私が進むのは、
屍で築かれた死蠟の橋。
共に進めば、
その運命は、やはり同様に、
私の足元を築き続けることになりましょう。
別れは、
無慈悲に訪れました。
迫り来る冥王の軍勢。
レイチェルさんは私達を逃がすために、
最後の戦いに赴くのでした――

もし、それが運命であると言うのならば――
切り裂いてみせます、
私の刃で。
吹き飛ばしてくれます、
私の風で――
もう、
私に女神様の御言葉は届きません。
全ては、
ただ、
風の赴くまま――
風は、
冥府まで届き、
死者を導きます。
だって…
ほら、ね。
また会えましたね、レイチェルさん。
これから、永遠に一緒ですよ。
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